監督の頭の中にようこそ!

スポーツサポートシンポジウム21に参加して*平成13年2月17日

【司会】
中田尚希 (吉本興業(株))
ベイブルース高山 (吉本興業(株))

【出演者】
玉木正之 (スポーツライター)
ヨーコゼッターランド (元バレーボールUSA代表)
永島昭浩 (元Jリーガー)
角田信明 (正道会館 総本部師範代)
木村政雄 (吉本興業(株) 大阪本社代表 常務取締役)
小島 孝治(日本バレーボール協会副会長)



 この中でも、親睦会の時に、ヨーコゼッターランドさんと小島先生には、
ゆっくりとお話が出来て良かったです。
想像通り、バレーボールの話の中で、小学生バレーボールの占める割合が、
ちょっと少ないかなぁと思いました。 
悲しい...。

でも、小島先生にしろゼッターランドヨーコさんにしろ、
真剣にペガサスの事を聞いてくださり、
また小学生バレーボールの現場を、より理解しようとしてくれていました。

今まで私が考えていた事に対して後押しをしてくれました。

結論から言えば、
小学生は、いかにバレーボールを楽しめるか、楽しませてあげる事が出来るか、

小島先生いわく、『小学校も中学校も指導者やで!!』、
私、『だから明石に指導者(中学生・小学生のバレーボール専攻の教員)をよこしてください』・・・。


 前々から考えていた事ですが、
アメリカをはじめ諸外国の小学生レベルのスポーツ(バレーボール)は、
本当はどういう状態でしているのか、
噂では、シーズン制だとか、遊ばせているだけとか、
基本的に競技種目を決めさせない。こんなのは本当なのかどうか、
ゼッターランドヨーコさんに聞いてみたところ、

本当だった。

アメリカでは、バレーボール競技で言えば、大学生でも対外試合(練習試合)、練習にしろ、
バレーボールを触ってはダメ、という規定があるらしい。1ヶ月間だったかな?

ヨーコさんに
日本の小学生のバレーボールの試合を見たことがありますか?と聞いたら、
『ある』と言ったので、『レベルが高すぎると思わない?』と私が聞くと、
『あー思います、思います。すごいですもんねえ。』
『だから、小学校の素晴らしい選手がそのまま上に上がってくる率が少ない。
途中でドロップアウトしたり、怪我をしたりで、
かわいそうな子供たちがたくさんいますよねえ。』って言っていました。


 僕の頭の中では、1番手2番手の選手ではなく、またアスリートでもなく、
バレーボールを本当に楽しんでくれるような子供たち、選手を育てたい。

またその子達が全員同じように、
バレーボールを楽しませる事が出来る指導者になってほしい
と、心から思っています。

 勝負とかは結果として後からついてくるもの。

小学生は、それでいいんじゃない?!

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